江戸川区で相続・登記のお手続きなら

ピクシス司法書士・行政書士事務所

〒134-0091 東京都江戸川区船堀1丁目4番10-201号

船堀駅から 徒歩4分
無料相談 受付中!!

お気軽にお問合せください

0120-20-7888
03-5605-3311

将来に備えた話し合いはお早めに

 将来の認知症リスクや、亡くなった後の相続に備えて、家族で話をしてみませんか?

 江戸川家の夫婦(A男・B子)と司法書士事務所に勤める息子(H介)の会話を通じて、元気な今のうちにできる準備について考えてみましょう。

はじめに

 

 医療技術の進歩した現代では、90歳、100歳を超えて長生きすることも珍しくなくなってきました。長寿化の進む一方で、個人差はありますが、加齢に伴い、法律上の判断能力が低下したり、会話や文書によるコミュニケーションが以前より難しくなってしまう場合もあります。

 厚生労働省の「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」によると、2025年には、日本国内で認知症の患者は約700万人(約5人に1人)にのぼると推計されています。

 また、高齢者に限らず、不慮の事故や突然の病気で、財産の所有者が若くして亡くなられるケースもあります。

 家族が集まる機会には、万一のことがあった場合に自分の財産をどうしたいのか、希望を話し合っておく必要があるかもしれません。

 

…とは言っても、いきなり財産の話を切り出すのは難しいですよね。

いきなり遺言や相続の話題に触れるのではなく、本人や親族の現在の生活の話から始めると、少しはスムーズかもしれません。

 

ここでは、江戸川家の夫婦・A男とB子と、司法書士事務所に勤める息子・H介との会話を覗いてみましょう。

江戸川家とその親戚

 

江戸川家とその親戚

江戸川家とその親戚<※架空の設定です>

江戸川家の夫婦(A男・B子)と司法書士事務所に勤める息子(H介)との会話

江戸川家
母・B子

最近、C男お義兄さんが入院したって聞いたけど、本当なの?

 

 

 

江戸川家
父・
A男

ああ、本人は「すぐ退院できるから心配ない」って言ってたよ。

でも、C男兄さんはこれまでにも何度か大きな病気してるからな…。

母・B子

子どもがいないご夫婦だし、面倒見られるのは奥さんのD子さんだけよね。大丈夫かしら…。

 

父・A男

そうなんだよな…。

考えたくはないけど、もしC男兄さんが今亡くなったら、相続ってどうなるんだろうな…。

H介、お前、司法書士事務所に勤めてるんだろ?こういう話、詳しいんじゃないか?

 
江戸川家
二男・H介

うん、C男おじさんが亡くなった場合の相続だよね。

まずは、誰が「法定相続人」になるかを確認する必要があるね。

 

配偶者のD子おばさんは当然相続人。

そして、C男おじさんには子どもがいなくて、祖父母もすでに亡くなっているから…兄弟姉妹も相続人になるよ。

 

 

江戸川家とその親戚

江戸川家とその親戚<※架空の設定です>

父・A男

じゃあ、俺も兄弟として相続人ってことか。

もう一人の兄は5年前に亡くなってるけど、その場合はどうなるんだ?

 
二男・H介

その場合、亡くなった兄の「子ども」——つまり甥や姪が代わりに相続するよ。

これを「代襲相続(だいしゅうそうぞく)」って言うんだ。

 
父・A男

なるほど…。

でも、その子と最近連絡が取れてないらしいんだよな。

母・B子

あら、本当ね。最近、顔を見た覚えもないわ。

 

父・A男

それに、うちの妹も最近ちょっと物忘れが激しくてさ…。

 
母・B子

軽度の認知症かもって言ってたわね。

 

そんな状態で、相続の手続きってちゃんと進められるのかしら?

 
 
二男・H介

うーん…。

判断能力に問題がある人がいると、遺産分割が進まない可能性もあるね。

場合によっては家庭裁判所で「後見人」を立てるなど、手続きが増えることもあるよ。

 

父・A男

C男兄さんの奥さん、D子さんも高齢だし…。

こんな複雑なこと、一人で対応するのは難しいだろうな。

何かいい方法はないか?

 

二男・H介

今のうちに、「妻・D子に全財産を相続させる」という遺言書を残してもらうのが一番スムーズだと思うよ。

 

母・B子

でも遺言書があっても、あとで他の人が「遺留分」を主張して揉めるってテレビで見たことあるけど…?

 

二男・H介

確かに、遺留分でもめるケースはあるけど…

実は「兄弟姉妹」には遺留分の権利がないんだ。

だから、C男おじさんのケースでは、遺言書さえあればD子おばさんが全財産を相続できるよ。

 
父・A男

俺はC男兄さんの遺産なんて当てにしてないし、D子さんが全部相続するのが一番だと思ってるぞ。

 
母・B子

ふふ、あなたを疑ってるわけじゃないから(笑)

 

二男・H介

それに、遺言書があれば父さんもラクになるよ。

遺産分割のための実印や印鑑証明を提出しなくて済むから。

「遺言執行者」も指定しておけば、認知症の人や連絡の取れない人がいても、手続きを進められるんだ。

 
父・A男

それなら安心だな。

今度、C男兄さんに「遺言書を作るように」と勧めてみるよ。

母・B子

ところでウチは家族仲いいし、そんな準備しなくても大丈夫よね?

 

…なんて思ってたけど、不安になってきちゃった。

 

父・A男

俺が死んだ後の話か…

正直あまり考えたくないが、ちゃんと考えておかないとな。

 

この家は、同居してくれている長男のF介が相続するつもりでいるけど…みんなそういう認識でいいよな?

 
二男・H介

うん、自分はもう家を買ってるし、ここは兄貴(F介)が相続すればいいと思ってる。

 

母・B子

でも、G子の旦那さんってお金に細かいじゃない?

「家を売って、相続分をみんなに分けろ」なんて言い出されたら困るわね…。

 

二男・H介

それ、可能性あるね…。

遺産分割でF介がこの家を相続するには、全員の実印と印鑑証明が必要になるんだ。

 

母・B子

はぁ…。ハンコで揉めるとか、想像しただけで疲れるわ…。

 

 

父・A男

俺としても、子ども達には仲良くやってほしいよ。

 

やっぱり俺も、遺言書を作っておいた方がいいかもな。

 

二男・H介

もし書くなら、父さんは自分の財産をどう分けたいの?

 

父・A男

やっぱりこの自宅はF介に相続させたいな。

同居してもらってるし、いろいろ助かってるからな。

 

母・B子

私もそれが嬉しいわ。

F介夫婦と孫がずっと一緒にいてくれたら、安心ね。

 

二男・H介

(ウチには「配偶者居住権」も特に必要なさそうだし、相続税の心配もなさそうだな)

 

父・A男

F介に家を相続させる代わりに、預貯金は母さんとG子、H介に分けるか。

H介、お前には住宅購入の援助もしたし、少し少なめでもいいか?

 
二男・H介

うん、全然それで問題ないよ。

 

でも、遺言書には「付言(ふげん)」として父さんの思いを書いておくのも大事かも。

G子には遺留分もあるし、後で揉めないようにね。

 
父・A男

なるほどな…。

G子にちゃんと気持ちが伝わるように、メッセージも書いておくとしよう。

 
二男・H介

ただね、今の時代は遺言書だけじゃ安心とは言い切れないんだ。

 

母・B子

えっ?どういうこと?

 

 

二男・H介

例えば、父さんが将来、認知症などになって判断能力がなくなると、自分の財産の管理ができなくなるんだ。

 

父・A男

認知症になると、具体的にはどんな問題が起きるんだ?

 

二男・H介

預貯金が引き出せなくなったり、不動産を売る・貸すなどの行為ができなくなる。

配偶者でも法律上は他人だから、勝手には手続きできないんだ。

 

母・B子

私が代わりにできるわけじゃないのね…。

 

二男・H介

うん。そういうリスクに備えて、うちの事務所では「家族信託」をおすすめしているよ。

 

父さんが元気なうちに契約しておけば、認知症になっても自由に財産管理できる仕組みが作れるんだ。

二男・H介

今までの話をまとめると…

 

遺言書:死後の財産の行き先を指定

 

家族信託:将来の認知症に備えて、財産管理の仕組みを作る

 

成年後見制度:すでに判断力がなくなった人を法的に支える制度

 

細かいことは専門家に聞いてもらえばいいけど、まずはこの違いを知っておくだけでも十分だよ。

 
父・A男

今度、F介とG子にも集まってもらって、ちゃんと将来のことを話し合ってみるか。

 

二男・H介

うん、不安なことがあれば、うちの司法書士事務所にも気軽に相談してね。

専門家が、その家族に合った方法をちゃんと提案してくれるから。

 

おわりに

 

 江戸川家の夫婦と息子の会話は、いかがだったでしょうか。

 各ご家庭で様々なご事情がありますので、上記はあくまで一例ですが、家族が病気になったり、亡くなってからではなく、「まだ元気だしちょっと早いかな」と思うくらいのタイミングで、話し合いの場を持っておくのがよいですね。

よろしければ是非、参考にしてみて下さい。

当事務所のサービスのご紹介

戸籍集め・遺産分割・登記まで当事務所がまとめてサポート

借金を相続しないために…

ご依頼いただいた皆様からの ご意見を紹介しています

お問合せはこちら

問い合わせを受けている女性の写真

江戸川区の司法書士・行政書士ならピクシスへ。

0120-20-7888

03-5605-3311

お電話の受付 : 平日9時〜18時

インターネットからのお問合せはこちら

インターネットの受付: いつでも(24時間)受付

【主な取扱業務】

 ・相続相談・遺産承継(遺産整理・相続放棄・遺産分割)

 ・相続・認知症リスク対策(家族信託・遺言書作成・成年後見)

 ・不動産登記(名義変更(相続・贈与・売買)・抵当権抹消)

 ・会社登記(会社設立・役員変更・本店移転)

 地元江戸川区や都営 新宿線沿線船堀・東大島・篠崎・一之江・瑞江・本八幡・大島~)の方をはじめ、江東区・市川市・墨田区・葛飾区・浦安市の方などから広くお問合せ・ご利用いただいております。相続や登記のお悩み、ご相談は船堀駅から徒歩4分のピクシスへ。

サイドメニュー

お問合せはこちら

お電話でのお問合せはこちら

0120-20-7888

また、フォームによるお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

住所

〒134-0091
東京都江戸川区船堀1丁目4番10-201号

船堀駅から徒歩4分